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デパ地下バイヤー10人に聞いた次に来る東京スイーツ!

デパ地下バイヤー10人に聞いた次に来る東京スイーツ!

これからどんなスイーツが流行るのか、常に先を追い求めて、全国を駆け回るデパートのスイーツ担当バイヤー10人を取材! 今イチオシの商品はもちろん、次の仕掛けにも注目です。

PRINTEMPS GIZNA Sweets
おやつ感覚の“ライトスイーツ”が人気
プランタン銀座 ネットワーク営業部 フーズセクション スーパーバイザー 内田俊英さん

代々木上原で人気を博すパンケーキ専門店『チャプチーノ』のカップケーキ3種。手前から時計回りに「塩バターキャラメル」281円、「ミントチョコレート」361 円、「ベルガモット」381 円。

マシュマロやドーナツ、カップケーキなど、可愛くて手頃な価格で買える、いわゆる「ライト・スイーツ」と呼ばれるおやつ感覚のスイーツが女性に人気です。また、パティシエでは、30代の若手パティシエに注目しており、出店交渉なども行なっています。プランタン銀座は単店舗なので、「銀座ならではのお店づくりをしよう」というのがコンセプト。スイーツにおいても、小規模で店数を多く展開し、「ここに来れば何か発見がある」という楽しさを感じてもらえるようにしています。今夏は、各店で「ヴェリーヌ」と呼ばれるグラスデザートを展開する予定です。
松屋銀座 Sweets
お洒落な包装など“ひと工夫”が受ける
松屋銀座 食品部二課 和洋菓子係 バイヤー 始閣理子さん

『ダニエル』の「カヌレ」は直径2.5 ㎝。1個69円という価格も魅力。『ガトーフェスタハラダ』の「グーテ・デ・ロワ(28枚入り)」1050 円は、おやつに最適。『黒船』の「黒船ラスキュ(12 本入り)」945円。

一昔前のような爆発的なブームがなく、移り変わりが早い最近のスイーツ業界。そうした最先端を追いブームをつくる人がいる一方で、流行を追わず、自分の舌でいいものを選ぶお客さんが増えている様子。カステラやバームクーヘンといった王道スイーツで、製法や見た目などにひと工夫ある商品が支持されていますね。例えば、カステラをラスクに仕上げた『黒船』など。また、従来からあるお菓子を、お洒落なパッケージで魅せる演出で人気の商品も増えています。『ガトーフェスタ・ハラダ』のラスクなどはその好例で、手土産として好評。一時期流行ったカヌレも、ミニサイズになって人気再来です。
大丸東京店 Sweets
単品特化型の店が増加。容器の変革も。
大丸東京店 お菓子担当バイヤー 宗森耕二さん

写真右は『レ・ミニャルディーズ』の「マカロン(9 個入り)」2100 円。直径約2㎝という超小粒のマカロン。『ロリオリ365 by アニバーサリー』のカップケーキ2 種。左手前が「大丸スペシャルカップ」450 円、奥が「チョコナッツブリュレ」380 円。

スイーツのトレンドのキーワードとしては、ヘルシー、少量多品種といったことが挙げられます。ただ、ヘルシーとは言え、甘くておいしいのは大前提。その上で健康や美容によいなど、ヘルシーなものが受け入れられると思います。また、少量多品種の流れを受け、どら焼きやカップケーキ、マカロンなどに特化した、単品特化型の店が増えています。最近は容器にも変革が起きていて、ホールケーキなどの切り分けタイプから、カップやスコップなど、すくって食べるタイプの容器が増えているようです。素材では、野菜や塩に引き続き注目しているのは、北海道のベリー系フルーツ「アロニア」ですね。
三越 Sweets
ライトスイーツブームがまだまだ続く!?
三越 百貨店事業本部 MD統括部 食品統括部 食品第二部(菓子担当)バイヤー 毎熊圭一郎さん

和を取り入れた『エニスモアガーデン』の「黒ごまパウンドケーキ ハーフサイズ」1201 円。『ピエール・エルメ・パリ』の「マカロン6 種」1680 円。ローズやピスターシュ、カラメルなどカラフルな色も人気。

今後の動きとしては、今のトレンドである、手軽に食べられる“ライトスイーツ”が、まだまだ続く様子。カップケーキ、マカロン、ドーナツ、かりんとうなど、片手でパクッと食べられるスイーツが人気です。また、メタボリックなど健康を気にする人が増えてきたこともあり、ゴマやきな粉といった和素材を使った和洋折衷のスイーツのほか、和菓子も見直されてきています。
日本橋髙島屋 Sweets
原点回帰で、“昔カワイイ”商品が人気
日本橋髙島屋MD 本部 食料品・食堂ディビジョン アシスタントバイヤー 係長 案浦智子さん

懐かしさのあるキャラメルも人気。『パスカル カフェ』の「キャラメル・フレ[ ボンボニエール](6 個入り)」1638 円。陶器のBOX が可愛い。袋入りの「[サシェ](6個入り)」は1260 円とリーズナブル。

一日に平均2 個はスイーツを食べていて、新規店には極力足を運び、お店の方に売れ筋商品などをスイーツマニアのように質問しています(笑)。最近のスイーツは、ずばり「原点回帰」「カワイイ」がキーワードになっているのではないでしょうか。カップケーキやドーナツ、エクレアなど、昔からある誰もが知っている商品のリバイバルや、見た目の可愛い商品が評判のようです。今後の方針としては、男女問わず“美”をキーワードにした商品を提案していきたいと考えています。ビタミン入り、コラーゲン入り、野菜入りなど、お子様にも安心で、体に優しいヘルシー志向のスイーツを展開します。
東急百貨店東横店 Sweets
スイーツのスモール現象が進行中!
東急百貨店東横店 第二MD 統括部 食料品第一部 和洋菓子担当 薮崎崇さん

従来よりも小サイズでの展開商品が評判。『クローバー』の「ロールde ロール」。1本263 円、4 本入り1050 円。長さ約11cm。『ベルアメール』の「クグロフ アソート(3 個入り)」1470 円は、直径5 ㎝。

全体的な傾向として、スイーツのサイズが小さくなり「少量でもいいもの」を求めるお客様が増えています。ロールケーキやホールケーキといった従来は大型のケーキが、1 ~ 2 人用のサイズに変化。パウンドケーキもスリム化し、日常の中でのちょっとしたお祝いやお土産に、気軽に購入するというケースが増えています。また当店は、渋谷という流行発信地にあるので、まだ世に出ていない店を発掘する使命も。まだどこの商業施設にも出ていない店に商談に行ったりもします。いまは関東に加え、大阪や福岡、京都といった、地方のパティスリーも注目ですね。
池袋東武 Sweets
新食感&味のバームクーヘンが話題に
池袋東武 和洋菓子担当 バイヤー 伊藤由紀子さん

『ねんりん家』の「マウントバーム しっかり芽 5山」7875円。皮はカリッと、中はしっとり熟成させたフランスパンのような新食感が話題に。池袋店では連日行列の人気ぶり。3山4725 円もあり。

バームクーヘンやカップケーキなど、定番のお菓子で製法や食感、形状が新しいものに男女を問わず人気が出ています。その一例が、2007 年2 月のオープン以来すぐに同店お菓子売場の売上NO.1 店舗になったバームクーヘン専門店『ねんりん家』。誰でも知っているお菓子なのに、新食感で味にも驚きがある点が大きな反響を呼んでいます。また、店内にはいくつかの期間限定スペースがあり、単品特化型の店や、看板商品がはっきりしている店を紹介しています。なかでもラスク専門店の『ガトーフェスタハラダ』(~8/19まで)は、連日多くの人でにぎわっています。
西武池袋本店 Sweets
和と洋のボーダレス化が進行中!?
西武池袋本店 (株)ミレニアム 営業本部MD 統括部 食品部 バイヤー 河野孝造さん

和洋のコラボレートで人気の『モチクリーム』。「マンゴー」、「ずんだ」など味わい豊かな全24 種類で、158~189 円。季節銘菓和菓子店『叶匠寿庵』が手がけたロールケーキ「和三盆ロールケーキ」1260 円。

スイーツ界の動きで感じるのは、(1) パティシエブーム、(2) 駅ナカショップの台頭、(3) ヘルシー志向の3つ。新規店は1~2週間の期間限定出店で様子を見るのですが、その際参考にするのが「お客様の声」。販売員全員に「販売メモ」を徹底させ、お客様の声がバイヤーへ届くようにしています。地域的にいま一番気になるのは神戸ですね。(3) では、素材では米粉や豆乳、傾向としては、和菓子の老舗がゼリーやロールケーキを製造するといった和・洋菓子のボーダレス化が注目です。また当店では、全店共通で月毎に「旬便り」というテーマを設置。6月は豆など、旬の素材を使ったスイーツを各店で揃えているのも特徴です。
小田急百貨店 Sweets
「オンリーワン商品」が根強い人気を誇る
小田急百貨店 食品商品部 バイヤー 湯田洋一さん

「小田急限定」にこだわり、限定商品を展開。『京橋千疋屋』の「山梨産黄金桃のゼリー」(577 円)は6/9 ~ 6/末までの販売。特約農家の桃を使った、素材にこだわったゼリーで、安心感のある素材とブランドが根強い人気を誇っています。

「少しずつ色々食べたい」という声が多く、マカロンやカップケーキといった、小型で色々な種類のあるスイーツが人気のようです。また、お客様には、価格が多少上がっても安心・安全な素材を使ったものや期間限定・数量限定といった希少価値の高いものの支持が高くなっています。ブームやトレンドは認識していますが、現在はお客様の声を元に、素材や色をテーマにした年4 回(3・5・9・11月に各2 週間)開催の「オンリー小田急フェア」で小田急百貨店ならでは、小田急でしか買えないものを取り揃えることに注力しています。
京王百貨店新宿店 Sweets
素材を生かした季節のオリジナルスイーツ
京王百貨店新宿店 食品部 バイヤー (菓子担当) 清水龍圭さん

「かまくらカスター」でおなじみ、『鎌倉ニュージャーマン』の「甘夏とレモンのムース」1575 円。甘夏とレモンという柑橘系を組み合わせたシンプルな構成で、素材の味を生かした夏向けのオリジナル商品。

スイーツの流行は色々な流れがあるように見えますが、短いスパンで1 つの商品が市場を支配しては消えていくことが多い気がします。そうした中で同店では、シンプルで安心して買える商品、素材にこだわり、長年愛されている商品が根強い人気を集めているようです。気軽に買える安心感のあるブランドを揃え、支持されている店の精度をより上げていくのが方針。特に歳時記フェアでは、季節を感じる素材や作り手の顔が見える安心感をオリジナル商品で打ち出しています。多摩地域産の牛乳を使ったスイーツを揃えた「東京牛乳スイーツ」なども実施。また昨年のクリスマスには、京王沿線に店を構えるパティシエを特集するなど、地域の味に注目した展開を行い好評です。
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